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花火の季節

今でも覚えてる。
花火大会の夜、花火が上がったと同時にキスしたこと。
忘れようにも忘れられないよ。最高に幸せだったから。

始まりは当時流行っていた出会い系サイト。
会うつもりなんて一切なかった。私には彼氏もいたし。
だけどどうしてだろう。
メールを重ねるごとに、私は彼に会う日を待つようになった。

ご対面の日、彼は年下とは思えない大人びた格好で
私の前に現れ、笑顔であいさつした。
茶髪、ロン毛、色黒…一瞬ホストかと一歩退いた。
このままどこへ連れて行かれるのかびくびくしていたら、
行き先は意外にもネコのテーマパークだった。

ネコみたいに人なつっこい彼。
予想はしていたけれど、私はすぐにのめりこんでしまった。
「彼女はいない」、彼の一言に安堵し、
自分には彼氏がいるのに会いに行く回数が増え…。

私に彼氏がいるのを同意の上で、彼は私に甘えてきた。
年下と言うこともあり、私もそれを受け止めた。
そんな日々がどれだけ続いただろう。
私は彼にすっかり心を許していた。

彼の嘘がひょんなことからばれた。
本当は彼女がいたってことを知った。
私は彼氏がいること伝えていたのに、どうして?
彼のついた嘘の意味が私にはわからなくて、離れた。

会わなくなってどれくらい経ったのか。
彼から入ってきたメールは「彼女と別れた」。
もう1度会うつもりはなかった。
1度裏切られた痛みが大きかったから。

だけど普段彼が言わないような言葉を突然、
私の心を揺さぶるようにメールしてきたから…。
私は、また彼のもとへと走ってしまった。

2人で見た花火は、今まで見た花火の中で1番まぶしかった。
花火の下でかたく手をつないで、笑顔で空を見上げてた。
「幸せ」って、こんな瞬間のことを言うのかな…
そう思えたひとときだった。

もう裏切らないってその時にも約束してくれた。
また彼女が出来たらちゃんと報告するって言ってくれた。
私はその彼の言葉を信じてきたのに。

今年も花火大会の時期が迫ってきた。
彼ともう1度「幸せ」を感じたいわけではない。
…ただ、また裏切るようなことだけはして欲しくなかった。
 あれだけ約束したのに。

私が最後に送ったメールは単なる強がり。

「おねーさんは退散します。
 彼女さんを傷つけるようなことしたら
 私が許さないからね」

さよなら。ネコみたいな瞳をしたキミへ。

・‥…━━━☆・‥…━━━☆・‥…━━━☆・‥…━━━☆
数年前の作品です(別サイトにもアップしてました)。
ちょうど今の時期にぴったりかな?と思って、
久々に出してきた感じです。
長文ポエムなので、言葉が散らかってると思いますが、
どうぞご容赦願います(苦笑)。

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日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

コメント

ったく、、病気の体に重いモンを乗っけやがって・・・。

あ。こりゃ失礼しやした!
実は今日、オカンに大量の野菜と鉄パイプを運ばされてしもて・・・。

花火の季節。それは、夏の恋の季節でもあり。
この時期になると、軽く4冊は超えるであろう、恋愛小説みたいな展開が出てきます。
→自分の周辺では、何故か愛憎劇・・・。

ある人から聞いたんですが、「夏でも長そでを貫く人は、恋愛にもかくあるべしという思想がある」とか。。。
その人は、あまり多くは語らなかったけど、今になると、なんとなくわかった気がする。

自分を見失わないための「証明」として、長そでを着る。
そんな、人とは違う自分を愛してくれるのか?と、その姿で問いかけるというのだろうか。

打ち上げ花火で、周りが盛り上がるその瞬間を狙って、すべてを決めるというツワモノがいたりもしたっけ。
それは、花火の季節になる瞬間まで、じっくりじっくりと相手の気持ちを調べつくすんだとか。

あの考え方には脱帽だ。
常人にはマネできねぇよ。

それでも・・・、ある日突然、歯車の並びが変わってしまうんだと。。。。
ホント、花火の色と勢いの如く、激しくも複雑な世界だ。


花火といえば、倉庫に花火セットが大量にしまってたような。
だとすると、爆薬倉庫になってしまうな~。

よし!今度、ダチと釣りに行く時に使い切ろう!!


ん!?あ!オカン!!
なんでまこんなタイミングに出てくる!!
昼間の荷物は全部始末したわ!!!

あぁ?今は久々の休養期間をどうするか考えてる最中じゃ!
今度、倉庫の花火をダチと始末するわ!

おいこら!またアイアンクローかよ!
もう、掃除も洗濯も全部終わらせたわ!!

宅急便?あ・・・・。
スマン。その時間帯は、ちょうど寝てた・・・。

待て!!グーはやめろ!!!
こっちだって、長年の疲れが・・・、

投稿: 燃える耳かき 大和魂Special | 2009年8月 4日 (火) 00時32分

本日、奈良県内の民家にて、脳内打上花火という、意味不明な現象が発生。

体験者は、県内に住む23歳の大学生。

話によると、母親の鉄拳が頭を直撃した瞬間、花火が大爆発を起こしたような音を食らったとのこと。
目の前に、電気が爆発するようなフラッシュも確認されたらしい。

母親いわく、「タダですむ打ち上げ花火」らしい。
当時、自宅には父親と妹もいたのだが、両者とも、コーヒーを飲んで熟睡中だった。

なお、現在の脳内には、季節はずれの「天の川」が大量発生している模様。

投稿: 燃える耳かき 時報Ver | 2009年8月 4日 (火) 00時37分

あれ?昨日投稿したのに反映されてないdespair
脳内打上花火、研究者が飛びつくやろな。
また新しい症状が出たら教えてな(笑)。

投稿: noricchi | 2009年8月 5日 (水) 10時25分

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